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適切な民間保険を選択する為に”公的医療保険”を理解しよう(会社員編)

こんな方にオススメ記事!
  • 公的医療保険がどんな保険か詳しくはわからない方
  • 公的医療保険で賄えない『万が一の時』がわからない方
  • 同僚や家族におすすめされたから民間保険に加入している方

私たちは、公的医療保険に全員加入しています。万が一の時の備えの為、追加で民間保険にも加入している方も多いのではないでしょうか。

公的医療保険を正しく認識し、公的医療保険ではカバーしきれない部分を明確にして、上手に民間保険と付き合いましょう。

目次

初めに

ニュース番組などで「日本の医療制度は充実している」と耳にしたことがあるかと思います。これは、日本は「国民皆保険」つまり、国民のほぼ全員が公的な医療保険に加入している事が理由です。

そして、医療保険には、「公的医療保険」と民間の保険会社が提供する「民間の医療保険」の2種類があります。

民間保険に加入する理由として、”万が一に備え”ということが主な目的だと思います。

では、万が一とは何か?

それは、公的医療保険ではカバーできない出費です。

次の章では、病気やケガの際に公的医療保険がどのような働きをしてくれるのかを見て行きましょう。

ケース別の公的医療保険の働き

●怪我や病気で入院した場合

①「自己負担は原則3割」

こちらは皆さんにもなじみ深く、聞いたことのあると思います。怪我や病気で医療費がかかった場合でも、窓口での支払いは原則3割となります。

②「高額療養費制度」

1か月あたりの自己負担上限額が決まっています。病院で支払った医療費が、1か月間で一定額を超えた場合に、その超えた金額が支給される制度のことです。年収が約370万~770万円の方の場合ですが、月100万円の医療費だった場合、自己負担は月8万7,430円となり差額は後で返金されます。

計算式:自己負担額=8万+(医療費-26.7万)×1%

健康保険適用の治療の場合は、過度に自己負担の心配をする必要がないといえるでしょう。

しかし、ここで4つの疑問が出てきます。

・保険適用されない治療は?

先進医療は、適用されません。先進医療は、文字のイメージが先行し、非常に有用な医療技術のように見えますが実際は異なります。

先進医療とは、「一種の人体実験」です。効果があるかどうかは試してみないとわからない部分が多い治療です。

効果がしっかりと確認されれば保険適用になっていきます。

そして、先進医療の治療は以下4つで91%を占めます。この4種類だとして割り切っても構わないぐらいです。

①重粒子線(ガン)314万で1回のみ
②陽子線(ガン)276万で1回のみ
③多焦点眼内レンズ(白内障)58万で1回のみ
④眼部三次元画像解析 3,500円程度

・差額ベッド代は?

「治療上必要な場合は」保険適用、「希望した場合は」保険適用除外となります。実際の1日あたりの差額ベッド代の相場は厚生労働省の「主な選定療養に係る報告状況」によると以下のようになっています。

【特別療養環境室の1日あたり平均費用】
一人部屋 7,837円
二人部屋 3,119円
三人部屋 2,798円
四人部屋 2,440円
平均 6,188円

・入院などが長引いた場合支払える?

この疑問を解消するには入院の平均期間を確認する必要があります。

厚生労働省「平成29年患者調査」によると、入院日数の平均は29.3日です。「入院日数が短くなってきている」と聞いたことがある人もいるかと思いますが、調査結果の推移を見てみると実際に入院日数が短くなっている傾向にあることが分かります。

また、年齢階級別にみてみると、年齢階級が上がるに従い平均入院日数も長くなっていることが分かります。15~34歳では11.1日、35~64歳では21.9日なのに対し、65歳以上では37.6日、75歳以上では43.6日となっています。

さらに、傷病別に見ると精神及び行動の障害や神経系の疾患系が入院期間が長期化しやすく35~64歳の区間で300日程度のものが確認できます。

・返金ということは、一旦払う必要がある?

制度として、医療費が高額になりそうなときは限度額適用認定を受けることができるようです。しかし、一時的に医療費を立て替えがあると考えておくほうが安全だと思います。

●怪我や病気で働けなくなった場合

「傷病手当金」を受けることが可能です。(会社員の場合)
最大1年6か月間、給与の3分の2が支給されます。

●世帯主が死亡した場合

「遺族年金」が支給されます。

例)会社員で子供が2人の場合は月額15万程度が支給されます。

私たちは、非常に手厚い保証にすでに入っている事がわかっていただけたかと思います。

次に保険という商品について考察してみましょう。

保険は割に合う商品なのか?

割に合うとは、つまり、「支払った保険料の額ともらえる給付金の額を比べてどちらが得か?」ということになるかと思います。これは、ほとんどの方が損をします。

保険とは宝くじのようなものであり、マイナスサムゲームです。もしも全員が支払い以上の保険料を受け取る場合、保険会社の利益を出せません、そもそも保険というもの自体が成り立ちません。

保険とは、多くの人が協力して重病や、何度も怪我をしてしまって困っている一部の人を助けるのが医療保険というものだからです。

つまり、万が一に対応できる人は、保険会社に保証料を払ってまで万が一に備える必要はないといえます。

つまりどれぐらいの金額を想定すべきなのか?

万が一のリスクが発生した場合に公的医療保険では賄いきれない部分を想定していきます。この想定は、個々の状況に大きく変動し、個々の状況や感じるリスクなどを加味しながら想定していくしかありません。

私の場合は、以下の点に公的医療保険で賄いきれないリスクを感じました。

・精神疾患系の病気になった場合に1年6か月以上の入院が必要になる時また、社会復帰に時間がかかる事を想定
→傷病手当受給後に2年間無収入でも生活できる金融資産が必要であると試算

・高額な医療費が発生した場合、一度立て替えする必要がある
→上記の2年間無収入でも生活できる金融資産があれば問題なし

・遺族年金15万程度では不足するライフステージがある
→直近では妻や子どもが安心して暮らせるほどの金融資産ではない為、備えが必要

まとめると世帯主の死亡には現時点では対応不可であると判断しています。私の場合は、ここを民間の保険に加入して補っています。

最後に

我が家では、”世帯主の死亡した場合”のリスクについては現状の資産状況などを考えると生活の破綻の可能性があると考えています。

マンション購入の際に団体信用生命保険には加入していますが、持ち分率を設定している為、全てが支払わなくてもいい状況ではない事が大きな要因です。

そうした背景から保険加入をしています。ちなみに保険料は1,500円程度です。

個々の状況など様々あるかと思いますので参考にしていただきながら何が発生すると生活の破綻が発生してしまうのかを正しく把握し、保険という商品を適切に使いましょう。

ご覧いただきありがとうございます。

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