目次
ことの発端
- 子どもに「にぼし」などのカルシウムを多く含む体に良さそうなもの食べさせたい
- 既製品の画一的な味に飽きてしまった
- 毎回出汁を引くのは面倒
そんなこんなで思いついたのが、
- 出汁に「にぼし」を粉末状にして忍ばせる。
- 旨味は、人間が本能的に好む味らしいので旨味成分たっぷりの自家製粉末出汁を作ろう
ということで自家製粉末出汁づくりはじめました。
材料
【干し椎茸】【カツオ】【煮干し】【昆布】を準備しました。

旨味成分とは?
「うま味」とは、基本五味の一つで、甘味、酸味、塩味、苦味に続く第五の味覚です。
そして、イノシン酸やグアニル酸、グルタミン酸などの総称です。
イノシン酸
鰹節の旨味成分として有名。
カツオ、カツオ節、イワシ(煮干し)、サバ、鶏肉、豚肉、牛肉 などに多くイノシン酸が含まれています。
グルタミン酸
昆布だしの旨味成分として有名。
他にも、トマト、タマネギ、アスパラガス、ブロッコリー、グリーンピース、チーズ、緑茶、マッシュルーム、ビーツ などにグルタミン酸が多く含まれる。
グルタミン酸は、母乳にも含まれており、赤ちゃんはグルタミン酸によってはじめて旨味と出会います。また、母乳だけでなく羊水の中にもグルタミンが含まれています。
グアニル酸
干し椎茸などの乾燥したきのこに多く含まれています。
うま味は掛け合わせるとおいしくなるらしい
うま味の相乗効果があるらしく、異なるうま味成分を組み合わせて使うことで単体で食べるよりも旨味を7~10倍も感じることができるそうです。
検証方法・レシピ
とりあえず、各素材を炒って水分を飛ばします。

次にフードプロセッサーで粉末状にします。※スパイスグラインダーなどがあればより細かく粉砕できます。

完成したのがこちら。

それぞれ組み合わせて味噌汁に入れていきます。

検証でわかった事
- 鰹節がないと物足りない感じになる
- 鰹節は他より少し多めがおいしく感じる
- 鰹節×昆布や鰹節×煮干しがおいしく感じる
- 鰹節×昆布×煮干しのパターンが一番おいしい
- 干し椎茸を入れるとおいしくなるが、主張強めなので料理を選ぶ
結論
【昆布】【鰹節】【にぼし】は全部混ぜる。
【干し椎茸】は、使う料理が限定されるので別保存。

使ってみる
卵かけごはん
脳に旨味が直撃。

豚汁
出汁が変わるとこんなにもおいしくなるのか。

茶碗蒸し
干し椎茸の出番。もう既製品の出汁には戻れません。

まとめ
自家製粉末出汁を作って料理がおいしくなりました。大満足です。
子ども達も旨味を感じているのかしっかりと残さず食べてくれています。