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修繕積立金から見る新築と中古マンションの差額

こんな方にオススメ!
  • 中古マンション or 新築マンションで迷っている方
  • 修繕積立金について詳しく知りたい方

本記事では、マンション購入の際に必ず目にする修繕積立金についてです。

マンション購入時には、物件価格に目が行きがちですが、10年、20年間、毎月支払いをしていく中では大きな費用になっていきます。修繕積立金の仕組み、そして、新築マンション、中古マンションの差額はどれほどなのか具体的に試算をしてみました。

目次

修繕積立金の積み立て方式

マンションの修繕積立金の積み立て方式は、大きく分けて2つの方式が存在します。

  1. 均等積立方式
  2. 段階増額方式

多くの場合、②の一定期間ごとに段階的に上昇していくパターンが採用されています。背景として、修繕積立金や管理費は不動産分譲会社の利益とは関係がないもので購入時の費用負担を下がったように見せる事ができるなどの理由もあったりします。

修繕積立金の差額について

差額をお伝えする前に均等積立方式と段階的に上昇していく方式の2つの費用負担をグラフ化しました。グラフ横軸はマンションの築年数、縦軸は修繕積立金の額となります。

例として、均等積立方式であれば月額1.5万円負担のマンションと仮定しています。また、比較する為に、0年~15年住んだ場合の支払い額と15年目~30年住んだ場合を比較とします。

【新築から15年居住】と【中古築15年の物件に15年居住】の場合の修繕積立金額比較

0~15年目までの支払い総額

均等積立方式:270万円

段階増額方式:177万円

その差額、186万となります。

15年目~30年目までの支払い総額

0年~15年間の総支払額:270万円

15年~30年間の総支払額:363万円

その差額、186万となります。

新築マンションと中古マンションを比較する場合

上記試算は、毎月1.5万円支払いの場合を想定しましたが、物件の戸数や豪華な共用施設、エレベーターの数などにより大きく変動します。

新築物件か中古物件など悩まれている方の一つの試算要素としてとらえ比較検討していただくのがよいと思います。

(番外編)マンション戸数別との管理費

マンション 戸数別 管理費
引用)国土交通省「2013年マンション調査」単価を70㎡換算

戸数別データから見ると、151~500戸程度が一番安いことがわかります。戸数が少ないほどスケールメリットが失われ管理費が高くなっているのがわかります。

(番外編)マンション階数別の管理費

マンション 階数別 管理費
引用)国土交通省「2013年マンション調査」単価を70㎡換算

階数別で見ると11~19階程度が一番安いことがわかります。

階数や戸数と管理費の関係を頭に入れながら物件選びする事で将来予測も立てやすいのではないかと思います。

最後に

最後までご覧頂きありがとうございます。不動産購入には物件価格以外にも管理費や修繕積立金、固定資産税、専有部分の修繕など様々な費用が発生します。

物件価格だけでなく総合的なシュミレーションが必要だと考えています。マンション購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。

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