「ミニマリズムは武器になる」をコンセプトに「雑念のない平穏な精神状態」を意識的に生み出す為の、ミニマリズム(Minimalism)について発信している当ブログをはじめて一年が経過しました。
今回は、モノに支配されていた私が、なぜミニマリズムに目覚めたのかについて過程をお話しできればと思います。
- 時間的余裕が欲しい
- 金銭的に余裕が欲しい
- 今の生活に違和感を覚えている
- 何か変えたいと考えている
一人のサンプルを示すことで、何か一つでも解決の糸口になれば幸いです。
もがき苦しむ新卒時代
大学を卒業し、新卒で不動産会社に入社。
同期社員は、東京大学、大阪大学、早稲田大学。コミニケーション能力も高く頑張り屋な人が多かった。
そんな恵まれた環境の中での新卒デビューでした。
しかし、沸々と湧き上がる「学歴コンプレックス」「結果でしか自分のアイデンティティを示せないプレッシャー」「東京に行く事を涙しながら送り出してくれた両親の応援」の狭間で押しつぶされていく。
休日は、完全に抜け殻状態。
少しでも気分を変えようと江の島の海を1日中見つめたり、単発的に瞑想してみたり、たまにジムに通ってみたり精神的余裕を取り戻すべく良さそうなものに手当たり次第に取り組んでいく。
しかし、劇的な心理的な変化は生まれず数年ほどで退職を選択をする。
3ヵ月ほどの休養。
休養期間中は、生活リズム改善に積極的に取り組む。
- 就寝時間の固定化
- 自宅での毎日の筋トレ
- 瞑想
3ヵ月間は、暇を持て余す日々であったこともあり完全に習慣化する事ができた。
休養期間を終えて次の会社で働き始める
広告代理店に就職。
仕事でのプレッシャーや数字責任はあるものの、精神的な安定性や充実感を感じながら仕事をしていました。
「生活リズム改善」の効果が発揮されている事を実感する。
そして、収入的にも安定し始める。
しかし、会社の人や友人と飲み会に行けば「何を買った」「この靴は〇〇のだ」「スーツは〇〇だ」「ロードバイクは〇〇だ」など私の発する発言は物質的なものが多くなっていった。
次々にモノが欲しくなる。貯金もない。
今振り返れば、「見栄を張ること」「他人から良くみられること」に意識が向いていたと認識できます。
持ち物も比例して増え、モノを購入して一時的には満足をするものの長続きはせず、また他の物が欲しくなるを繰り返し。
貯金もなくなり、クレジットカードで買い始めるようになっていく。次第に生活リズムも崩れ、仕事に集中できない状況になる。
そんな時であったのがミニマリズムという考え方。
ミニマリズムという考え方に出会ってからは、節約術や自身の価値観と向き合う前に、とにかく、捨てることに集中しました。
次のステップで私のミニマリズムがはじまりました。
たまにしか使用していないモノは、メルカリに出品、使っておらず換金できないモノは迷わず捨てる。 当時は、狂ったように捨て続けました。
モノを減らす過程で、何が必要で何が不必要なのかを自己対話する時間を強制的に持つようになる。
自己対話の中で脳が整理できはじめ価値基準が生まれだす。「他者からの見え方」に意識が向いていた事に気づく。
お金が自然と増えだす、家計管理が楽しくなる。
モノが減ることで掃除がしやすい。掃除のストレスが減る。
「テレビをみない」や「スマホアプリを消す」ことで時間的余裕が生まれる。
時間に余裕があるので何かしたくなる。ブログをはじめる。ブログを書くための読書が楽しくなる。
知った知識を仕事でも活用し、より仕事が楽しくなる。
ミニマリズムという考え方との出会いによって、負のスパイラルから抜け出す道が見え、好循環が生まれました。
根本的な原因は、他人の目を気にしすぎるあまりに、自分の事をないがしろにしていた事なのかもしれません。
そして今、「雑念のない平穏な精神状態の中で好きな事に没頭する」この時間こそが幸せであり、滞在時間を最大化していく事が長期的な幸せを得るためにも重要であると考えています。
雑念のない平穏な精神状態の中で、「子どもと公園で遊ぶ時間」「家族で食事をとる時間」「ブログを更新する時間」「カメラを持ち出し散歩する時間」「本を楽しむ時間」「料理を楽しむ時間」「靴を磨く時間」は、格別です。



雑念のない平穏な精神状態を最大化する為の方法を思考錯誤し、発信を続けていこうと思います。
これからの投稿
私自身の備忘録であるとともに、同じ悩みを持つ方の改善のきっかけになれる投稿を続けて行けたらと思っています。
また、経験上、複数の施策による総合的なアプローチが問題解決につながると考えており、私自身が身をもって体感した様々な施策を記事にしてきたいと思っています。
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