- 節約術が先行して窮屈さを感じている方
- 節約につきまとう「我慢」から解放されたい方
- 「我慢」を続け、我慢の限界を迎えている方
節約の為と自分自身に「我慢」をさせ続けては、いつか我慢の限界をむかえ、結果お金を使ってしまいます。
今回は、私自身が自分自身に我慢をさせない為に使っている「思考プロセス」について紹介しようと思います。
以下の様な事を「我慢」で凌いでいないでしょうか。
- 自動販売機でジュースを買いたいのを「我慢」
- コンビニスイーツを「我慢」
- 外食を「我慢」
- スタバで飲むコーヒーを「我慢」
- 新しいバッグが欲しいが「我慢」
「自分のあやし方」を知る事で納得感が生まれ、結果的にお金が貯まる体質になっていきます。
例を交えながら具体的に説明できればと思います。それではいきましょう!
自分自身の価値基準を持つ
「何に幸せを感じ」「何に不幸せを感じる」のかを知り、価値基準を持つことで、「何にお金を使うのか」「何を節約するのか」が明確化され節約に納得感が生まれる。
- 家族との時間を重視する方が、一緒に一番長く過ごすであろう住空間を過度に節約すれば幸せから遠ざかります。
- 健康を重視する方が、自炊の為の食材を過度に節約することは長期的に見れば幸せから遠ざかります。
つまり、「幸せを感じる部分を最大化」し、それほど「幸せを感じない部分の支出を最小化」する取捨選択が支出を最適化することができます。
- 家族との時間を重視する方は、家族と一緒にする不便を楽しみ。タクシーを使わず散歩感覚で歩く。
- 健康を重視する方は、外食を節約して自炊を楽しむ。
また、「幸せ」「不幸せ」を感じる部分は、ひとつの要素ではなく複数要素が絡みあっています。自分自身の幸せが最大化される節約設計はどこなのかを一つ一つ検証しながら作り上げていくことが必要です。
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行動分析
日々の支出管理を行うことで無駄な支出パターンが見えてきます。パターンを見つけ出し一つ一つ解決してきます。
例①
「毎日、仕事場についたら自動販売機でコーヒー購入している。」
この場合、毎日家でコーヒーを水筒に入れて持っていく事と小銭を持たないようにすることで解決できています。

コーヒーが飲みたくなるタイミングが判明しているので水筒に入れて持っていく、お札しか持たない事で小銭が出る嫌悪感で自動販売機で購入することが無くなりました。
例②
雨が急に降り出し「ビニール傘」と「コーヒー」をコンビニで購入
どんな状態で同じ購買活動をしているかわかれば解決方法は簡単です。折り畳み傘をカバンに忍ばせて解決しています。
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細分化する
感情を細分化し、目的を改めて考え状況にあった判断をすることで無駄な出費を減らす事ができる。
例①
スタバでコーヒーが飲みたい。
以上の事を細分化すると、
- おしゃれな空間を楽しみたいのか
- コーヒーが飲みたいのか
- 作業をしたいのか
①②が目的であれば、キャンプチェアを持って、水筒にコーヒーを入れ、お気に入りのコップで公園で楽しむ工夫をしています。

おうちデザートを作ることも楽しいです。

③の場合は、電源がいきなり必要になることや緊急時もある為、そうした場合は潔くスタバを利用します。
家では作業が進まないなどの場合は、作業に集中できる自宅環境を作るなどで解決していきます。
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例②
万が一が不安だから保険に入る。
以上のことを細分化すると。
- 怪我や病気で入院
- 怪我や病気で働けなくなる場合
- 死亡した場合
それぞれの事象に対して、現在の支出状況や貯蓄の状況、ライフステージに加え、公的医療保険制度で補いきれない部分に保険を利用して備えるのが良いと考えています。
細分化せずにすべてに備えていると無駄が発生してしまいます。
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見方を変える
例えば
めんどうだから自炊はやめとこう。
忙しく仕事・家事・育児の中で、自然と料理する事を”作業”として捉えていないでしょうか。「創造としての料理」に目を向けることで料理することが楽しく最高の趣味になりました。
面倒なことも見方を変えることで大きく捉え方が変わります。
また、土日の料理を楽しめるタイミングで作り置きしておくことで効率的に一週間を過ごすこともできます。
関連記事>>>「消費型の趣味」から「創造型の趣味」へ。趣味化したこと5選。
出口戦略も含めた購入

新たにモノを購入する時は、リセールバリューも含めて想定し、不要になった場合の出口戦略も想定して購入する。
さらに、メルカリやヤフオクで購入することが多い。後に不要になったとしてもメルカリの手数料と配送代分支払うだけで使うことができる。
ちなみに時々利益が出る場合もあるのでオススメです。
リセールバリューの高い物であれば、気にせず購入し試す事ができる。我慢をせずに物欲を満たす事ができます。
物欲を刺激するものを避ける
代表的なのがテレビ。CMはもちろんだが、ドラマで女優さんが着ている服やおしゃれなインテリア、最新型の車などテレビで私たちの物欲は掻き立てられる。
物欲トリガーから距離を置くことで驚くほど欲求を抑えられ、冷静に必要なものを判断できる。
そして、欲求を掻き立てられる機会が少なくなることで、我慢の機会を減らす事ができる。
自己対話能力を磨く
自分と向き合い、「心の動き」を注視し、対話することが一番大切です。
自己対話能力が向上することで無意識下で行われる判断を理解し物欲に駆られる原因を特定でき、対策を立てる事ができます。
自己対話の繰り返しが自然に節約体質に向かい、持続可能な節約を実現します。
ひとつでも参考になれば幸いです。